名古屋大学大学院理学研究科 物質理学専攻(化学系)/ 名古屋大学理学部 化学科

外部や他分野から受験を考えている方へ

理学一専攻化への組織再編について(2022年4月)

名古屋大学大学院理学研究科は、従来の3つの専攻(素粒子物理学専攻、物質理学専攻、生命理学専攻)を発展的に統合して、2022年4月に理学専攻1専攻に一本化しました。その下には専門性に応じて緩やかに連携した14のコースを設けています。これに伴い、物質理学専攻(化学系)は理学専攻(物質・生命化学領域)となり、「物理化学コース」「無機・分析化学コース」「有機化学コース」の3つのコースに分かれますが、化学の分野だけでなく、物理や生命といった専門分化された専攻の壁を無くしてより一層融合や連携を進めるようなカリキュラム編成となりました。なお、入試方法については本ページの下部又は入試情報のサイトをご覧ください。

 

他大学からの入学者の声

(外部入学者向け)入学試験の変遷

名古屋大学大学院理学研究科理学専攻(物質・生命化学領域)(2021年度まで:物質理学専攻(化学系))では、様々な大学や学部、学科出身者によって構成されることをとても大切だと考えています。このため、他大学、他学部、他学科からの受験者および本理学部化学科卒業後4年以上経つ受験者(以下、外部受験者という)用にA入試(面接による入試)を用意し、物理や生物などの化学を専門としない人にも広く門戸を開いてきました。

平成21年度入試からは新たにB入試(試験による入試)において、外部受験者に対して専門科目をなくし、基礎科目と英語の試験のみを行い、基礎力を重視した評価を行うこととしました。この変更により、学部で受けた授業の内容に左右されない、教科書レベルのより標準的な問題による試験になり、外部からの受験者にとっても受験しやすくなったものと思います。

さらに、平成26年度入試から英語試験について英語検定試験(TOEFLまたはTOEIC)スコアレポートをもって出題にかえており、受験し易くなるよう工夫を重ねてきました。

2022年4月の組織再編に伴い入試内容についても見直しを図り、「理学総合選抜(旧:A入試に相当)」「一般選抜(旧:B入試に相当)」に再編しています。

募集要項(2024年度入学受験希望者向け)

試験日程・試験科目や注意事項等についての詳細は、4月中下旬頃に理学研究科HP内にて掲載予定の「募集要項」を参照下さい。

大学院説明会(2023年6月10日(土)開催予定)

受験前に、自分の興味ある研究室の教員に連絡をとり、研究室の研究内容、 自分の希望等を話し合うようにしてください。連絡を歓迎します。
また、事前に行われる説明会にも是非ご参加ください。

化学教室で使用する教科書について

本化学科で用いている各科目の教科書は以下の通りです。

  • 有機化学:Vollhaldt, Schore, "ORGANIC CHMEISTRY Structure and Function" (6th Ed), Freeman.
  • 無機化学:C.E. Housecroft, A.G. Sharpe, 「無機化学」, 東京化学同人
  • 分析化学:舟橋重信「定量分析−基礎と応用--」朝倉書店
  • 物理化学:Atkins, Paula, "Akins' Physical Chemistry" (10th Ed.), Oxford Univ. Press.
  • 生物化学:(参考書)ヴォート「基礎生化学」第3版,東京化学同人