野依良治
(平成23年作成)
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野依良治 NOYORI Ryoji (1938-)
有機化学者。
独立行政法人理学研究所理事長、名古屋大学特別教授。
ルテニウム錯体触媒による不斉合成反応の研究が評価され、
2001年にノーベル化学賞を受賞。
経歴
1961年3月 | 京都大学工学部工業化学科卒業 |
1963年3月 | 同大学大学院工学研究科工業化学専攻修士課程修了 |
1963年4月-1968年1月 | 京都大学工学部助手 |
1968年2月-1972年8月 | 名古屋大学理学部助教授 |
1969年1月-1970年3月 | 米国ハーバード大学博士研究員 |
1972年8月-1996年3月 | 名古屋大学理学部教授 |
1979年4月-1991年3月 | 同大学化学測定機器センター長(併任) |
1991年10月-1996年9月 | 新技術事業団創造科学推進事業「野依分子触媒プロジェクト」総括責任者(併任) |
1992年4月-1996年3月 | 文部省科学官(併任) |
1993年9月-1996年12月 | 九州大学有機化学基礎研究センター教授(併任) |
1996年2月-2001年1月 | 文部省学術審議会委員 |
1996年4月-2003年9月 | 名古屋大学大学院理学研究科教授(大学組織換えに伴う) |
1997年1月-1999年12月 | 名古屋大学大学院理学研究科長・理学部長(併任) |
2000年4月-2003年9月 | 名古屋大学物質科学国際研究センター長(併任) |
2001年2月-2003年1月 | 文部科学省科学技術・学術審議会委員 |
2001年4月-2003年6月 | 日本学術振興会学術顧問 |
2002年4月-2003年9月 | 名古屋大学高等研究院長(併任) |
2002年4月 | 名城大学非常勤(客員)教授 |
2002年12月 | 日本学士院会員 |
2003年7月-2003年9月 | 日本学術振興会学術システム研究センター長 |
2003年7月-2003年9月 | 科学技術振興事業団研究開発戦略センター長 |
2003年10月- | 独立行政法人理化学研究所理事長 |
2003年10月-2004年10月 | 名古屋大学特任教授 |
2003年10月-2004年9月 | 日本学術振興会学術システム研究センター名誉所長 |
2003年10月 | 科学技術振興機構開発戦略センター首席フェロー |
2003年10月 | 国立大学法人評価委員会委員長 |
2004年10月 | 名古屋大学特別教授 |
2005年2月-2009年1月 | 文部科学省中央教育審議会委員 |
2005年2月 | 文部科学省科学技術・学術審議会会長 |
2005年10月-2008年9月 | 日本学術会議会員 |
2006年10月-2008年1月 | 教育再生会議座長 |
2007年5月 | 天皇皇后両陛下欧州5カ国訪問首席随員 |
2008年2月-2009年11月 | 教育再生懇談会構成員 |
2008年10月 | 日本学術会議連携会員 |
2009年4月 | 文部科学省基礎科学力強化委員会委員長 |
2009年4月 | 日本学術振興会第2回HOPEミーティング組織委員長 |
受賞歴
1971年 | 日本化学会進歩賞 |
1978年 | 松永賞 |
1982年 | 中日文化賞 |
1985年 | 日本化学会賞 |
1988年 | 台北プロスタグランジン会議および中国中央研究院賞 |
1989年 | 内藤記念科学振興賞 センテナリーメダル(イギリス王立化学会) フルカ賞(スイス) |
1990年 | 東レ科学技術賞 メルク・シューハルト・チェア(ベルギー) |
1991年 | カークウッド賞(アメリカ化学会およびエール大学) |
1993年 | 朝日賞 テトラヘドロン賞(イギリス) |
1994年 | 生命科学啓明賞 |
1995年 | 日本学士院賞「不斉合成反応に関する研究」 |
1996年 | A. C. コープ学術賞(アメリカ化学会) ボン化学賞(ドイツ) |
1997年 | A. C. コープ賞(アメリカ化学会) キラリティーメダル(キラリティー識別国際会議) G. ケナー賞(イギリス・リバプール大学) |
1999年 | キング・ファイサル国際賞(サウジアラビア) C.S. ハミルトン賞(アメリカ合衆国・ネブラスカ大学リンカーン校) |
2000年 | 引用最高栄誉賞(化学部門)(ISI-トムソン・サイエンティフィク) |
2001年 | 有機合成化学協会特別賞 ウルフ賞(イスラエル) R. アダムス賞(アメリカ化学会) 化学分野高引用度研究者メンバー(ISI-トムソン・サイエンティフィク) ノーベル化学賞(スウェーデン) |
2002年 | L. サッコーニメダル(イタリア化学会およびサッコーニ財団) |
2003年 | 金メダル(ロシア・科学パートナーシップ財団) |
2006年 | 分子キラリティー特別賞(分子キラリティー研究機構) A. アヴォガドロ金メダル(イタリア化学会) |
2009年 | センテナリーメダル(カナダ王立協会) |
2010年 | ロモノーソフ金メダル(ロシア科学アカデミー) バートン・ゴールドメダル(イギリス王立化学会) |
顕彰等 | |
1998年 | 文化功労者顕彰 |
2000年 | 文化勲章受章 |
2001年 | 日本化学会特別顕彰 愛知県学術顕彰 名古屋大学学術顕彰 |
2002年 | 衆議院感謝状 参議院感謝状 内閣総理大臣感謝状および賜杯 名古屋市学術表彰 日進市名誉市民 |
主要な研究内容および業績
- 触媒的不斉水素化反応の開発
- BINAPの開発
- メントールの量産化の実現