Undergraduate School

学部

募集案内

本学部は、ノーベル賞受賞研究をはじめ、世界に冠たるさまざまな研究成果を生み出してきました。現在、理学部を構成する全学科の大学院専攻がCOE研究拠点に選定され、世界最高水準の研究が展開されています。理学部の研究・教育は、国際的にも大変高い評価を得ています。

自然の真理は非常にシンプルですが、我々人間にはなかなかそれが分かりません。しかし素心に還り深く考え、自然へのあこがれの火を心に燃やし続ければ、必ず自然はその本質を明かしてくれます。皆さんがたゆまざる勉学で自己への自信をもつと同時に、自然への謙虚さを身につけていく、そのように皆さんが確立した個人として成長していく場を、名古屋大学理学部は提供します。

選抜試験

名古屋大学理学部へ入学するためには、以下の選抜試験に合格する必要があります。
志願者は第一次試験として大学入学共通テストを受験します。大学入試センター発行の受験案内を参照し、在学又は出身高校の校長又は担当教諭とよく相談してから出願するようにして下さい。

第二次試験として、本学が実施する「①学校推薦型選抜」または「②一般選抜」を受験する必要があります。

①学校推薦型選抜
本学理学部に入学して勉強したいという明確な志向と熱意を持ち、学習成績、人物ともに優れた志願者に対する制度で、高等学校等の長による責任ある推薦を受け、大学入学共通テストの教科・科目のうち本学部が指定した教科・科目を受験していることをもってはじめて対象となります。
〉(理学サイト)「学校推薦型選抜の変更について」(令和7年度入学者選抜以降)

②一般選抜
本学が定めた日程及び方法により学力検査及び書類審査によって行われます。
〉(理学サイト)「一般選抜の変更について」(令和7年度入学者選抜以降)

③総合型選抜 (令和7年度新設)
化学科では、大学入学共通テストを課さない総合型選抜で、化学分野の学問・研究に強い興味と情熱をもつ者を対象に、自己推薦により自らの化学に対する興味と情熱を「明確に示せる者」であって、合格した暁には必ず入学することを「確約できる者」を選抜により選考します。これまでにない視点による入学者を受け入れることで、学生内の多様性を図るとともに、既存の化学教室の更なる活性化を図ります。

名古屋大学受験生応援サイト(NU START GUIDE)
上記の各選抜の募集要項や様式類の掲載、インターネット出願の手続きの仕方等入試に係る一連の情報が得られます。

名古屋大学理学部サイト(化学関連ページ)
理学部5学科のうち、化学科は大学入学共通テストを課さない自己推薦の形式をとります。こちらにも一連の情報が掲載されています。

大学情報センター(名古屋大学)サイト
本学に係る各種情報をスマホ等で閲覧することができます。本学が主催・共催する一般向け・高校生向けイベント情報や学部パンフレット等もこちらで確認できます。

独立行政法人 大学入試センター(大学入学共通テスト関連)サイト
大学入学共通テストの実施主体ですが、受験案内や期日など様々な情報が得られます。

総合型選抜

総合型選抜入試  [令和8年度入学者向け(令和7年度実施)]
募集要項(志願理由書様式・課題レポート含む)公開:2025年7月8日(火)(公開中)
オンライン説明会:8月1日(金) 19:00 

出願期間
10月1日(水)〜6日(月)
名大化学で、一足先の未来をひらこう!

令和7年度から理学部では総合型選抜が導入されました。化学科は、大学入学共通テストを課さない総合型選抜で、専門分野への強い知的好奇心とチャレンジ精神を持った学生を選抜するため、学科独自の選考を行います。

「提出書類」により高校での学習成果や、様々な活動への自主的な取組状況を評価します。また、専門科目に対するチャレンジ精神、知的好奇心、表現力、説明力などを基礎学力とともに学科の実施する「小論文」および「面接(口頭試問)」により総合的に評価する予定です。

既存の試験では測れない様々なバックグラウンドを有し、かつポテンシャルを秘めた学生を別枠で選抜することで、更なる多様性に資することを目的として化学科全体の活性化を図ります。

インターネット出願登録期間および入学検定料納入期間
※出願サイトはこちら
2025年9月22日(月)10時 ~10月5日(日)15時
出願期間(郵送) 2025年10月1日(水) ~ 10月6日(月)15時 郵送必着
第1次選考(書類審査)合格者発表 10月24日(金)
第2次選考(小論文) 11月1日(土)
第2次選考 合格者発表 11月7日(金)
第3次選考(口頭試問を含めた面接選考) 11月15日(土)
最終合格発表 11月21日(金)

 

【募集要項(志願理由書様式・課題レポート含む)】 2025年7月8日から公開
_名古屋大学受験生応援サイト(NU START GUIDE)
_▷ 応募要件や選抜日程や出願方法等詳細 ◁
_
(1) NU START GUIDEの案内ページ(総合型選抜(理学部))
_(2) 理学部の案内ページ(大学入学共通テストを課さない総合型選抜)

_※ 提出書類の一つ「課題レポート」の課題も同時に提示されます。

【募集人員】
_5名

【募集対象者】
_以下の3つの条件をすべて満たす者
_① 化学分野の学問・研究に強い興味と情熱を持つ者
_② 自己推薦により自らの化学に対する興味と興味と情熱を明確に示せる者
_③ 合格した場合に、必ず入学することを確約できる者

【選抜方法】
_書類選考、小論文、口頭試問を含めた面接選考の3段階で選抜します。

【過去問題】
_小論文の過去問または問題例、面接の実施方法及び質問内容
_令和7年度選抜

_課題レポートの過去問題
_令和7年度選抜

【オンライン説明会
_8月1日(金) 19:00  オンライン説明会開催  *YouTubeでも録画配信予定
_参加申込はこちらから(受付中・〆切:開催日当日の正午)

  • 化学科が行う総合型選抜ですが、多くのみなさんに知っていただくべく、「総合型選抜説明会(化学科)」を開催します。説明会では、選抜概要、応募要件、日程、求める人材等に加えて質疑応答の時間も設けます。
  • もっとこの選抜について知りたい、このような選抜ができたのなら受験も考えてみたい、メリットが何なのか知りたい、まだ大学への進学について進学先を迷っている方、とにかく化学には興味もあり情熱もある方、受験を考えている学生の保護者の方、高校の先生や受験産業職員など広く参加頂きたいと思います。
  • 多数の方の参加を心よりお待ちしています。

説明会 ビデオ配信(本年度)
説明会後に配信予定

説明会 ビデオ配信(昨年度)
注意:本年度の入試情報と一部異なります。

 

PDFファイル(タッチください)

化学科で実施する「大学入学共通テストを課さない総合型選抜(自己推薦型)」を通じて求める人材は「化学に対する強い知的好奇心と情熱、チャレンジ精神に溢れた学生」です。化学科の長い歴史と伝統に基づく実績、国内屈指の研究環境(設備・機器・建物等)、卓越した講師陣による共創を通じて、みなさんが持つ無限の可能性や能力を開花させるべく、様々な取り組みを行います。

この選抜試験を通じて入学された方の●メリット●は下記のとおりです。

● 入学した段階から「化学科」への進学が決定します。 理学部は分属制度をとっており本来二年時に配属を行いますが、これを経ることなく1年次から化学科への配属となります。(入学後、分属制度の利用も可能です。)
● 化学科専門講義への参加 1年次から化学の専門的な講義に参加することができ、いち早く専門性に触れることができます。
● 研究室ミニインターンシップ 本来、研究室への配属は4年次となりますが、それ以前において研究室内の多様な活動を体験することを通じて、進みたい方向性や研究分野に対する気づきが得られます。
● 教員・院生による1on1チュータリング 化学教室の教員や在籍する院生等と個別面談を行うことによって、学業面や研究生活や進路相談などを早い段階から相談することができます。女子学生の化学科への配属も増加傾向にあり(大学院生も含め)、来る女子学生にとってもメンターとなる、また目標となるような先輩と触れ合う機会があります。
● 最先端の研究に触れる機会を提供 最先端の研究のセミナー、先輩の卒業研究発表会等に参加することができます。
総合型選抜(化学科)入学者の声

令和7年度入学 Sさん

〉総合型選抜を選んだ理由
化学科に優先的に進学できる点。1年次から最先端の化学に触れられる点に魅力を感じた。高校時代には課外活動に力を注ぎ、積み重ねた実績があった。書類作成や面接を通じて自身を表現する力にも強みを感じていた。

〉総合型選抜入学生の入学前のプログラムについて
化学科は共通テストが不要で、年内に合格が決まる。12月にはガイダンスが始まり、入学準備を早期にスタートできる。年明けには研究倫理や卒業研究発表会にも参加でき、入学前から充実したサポートが受けられた。

〉授業について
1年次のカリキュラムは他の入試方式と共通で、自然科学から語学・人文学まで幅広く学べる。どの授業も内容も非常に魅力的。学科分属がないため、成績を気にせず興味のある授業を自由に選べる。化学科2年生向けの「化学講究」も履修可能。

〉チュータリングについて
月2回ほど行われるチュータリングでは、化学科の先生や院生と勉強や学生生活、研究など幅広い相談ができる機会が特別に与えられる。時には雑談も交えながら、親身に話を聞いてもらえる。大学には高校のような担任がいないため、気軽に相談できる存在がいるのは心強い。

〉研究室ミニインターンシップについて
現在、機能有機化学研究室でミニインターンを行っている。春学期には論文抄録会や、“π電子”をテーマにした学内外の先生方によるセミナーに参加。英語論文の読解や専門的な話は難しかったが、最先端の化学や研究室の雰囲気に触れ、学習意欲が高まった。夏季休暇には、研究室で合成された未評価分子の機能解析を行う予定。研究室によっては、進行中の研究に関わる機会もある。

〉総合型選抜で入学してよかったこと
化学科の総合型選抜で入学した仲間の存在が大きな魅力だった。募集人数が少ないこともあり、すぐに打ち解けることができた。優秀で個性豊かな仲間を持ち,互いに刺激を受けながら学び合える環境がある。

〉総合型選抜のワンポイントアドバイス
高校時代、化学に関する活動はしておらず、学校もSSHではなく探究活動も未経験だった。その代わりに、外部機関の活動に積極的に参加し、入試では「世界青少年発明工夫展」などの3点をアピールした。化学に直接関係する経験がなかったため不安もあったが、募集チラシに「多様なバックグラウンドを歓迎」とあり、これらの活動から得た力を化学にどうつなげるかを丁寧に表現すれば評価されると信じ、自信を持って出願した。

〉高校時代に力を入れていたこと
書類選考では、志望理由書・課題レポート・任意提出書類を提出。高校時代の活動とそこで得た学びを、化学への関心につなげて伝えることを意識した。小論文は微分方程式や実験計画など他入試にない内容も出題されるが、範囲は教科書に準拠し丁寧な誘導もあるので、化学と数学Ⅲの基礎を固めることが大切。面接では志望理由や関心分野を深く掘り下げられる。「化学が好き」という気持ちを具体的に伝えることを心がけた。

〉一言
「名古屋大学理学部化学科は研究力・設備・サポート体制などなど、とても恵まれた環境です。ぜひ一緒に化学を学びませんか?この入試で必要なのは“化学への愛”です。桜が咲くころ、化学が大好きな人と語り合えることを楽しみにしています。」