Master's program

博士前期課程

アドミッションポリシー

名古屋大学大学院理学研究科理学専攻では、自然科学に関する確かな基礎学力を持ち、自然の理の探求と解明に挑むため、チャレンジ精神に満ちあふれ、瑞々しい創造力を持つ人を受け入れます。

募集概要

名古屋大学大学院理学研究科では、2022年4月に組織改編を行いました。これに伴い、新しい教育研究体制として1専攻(理学専攻)の下に専門性に応じて緩やかに連携した14のコースを設けています。

これにより、これまでの3専攻の境界にとらわれず領域を超えた融合的・学際的研究を推進する体制を構築します。一方、教員の属する組織は学部教育の観点から物理科学・物質・生命化学・生命理学の3領域に分かれます。
3領域に所属する教員は、コースに応じて領域を超えて連携し最先端の研究を通じて大学院生の教育を行います。

入学後、半年間はコースを定めず、大学院教養教育科目を中心とした講義履修と、合格時に決定した研究室で研究の基礎技術を学びます。8月にコース配属の希望を提出し、コース決定後にコース内の異なる研究室から副指導教員2名を選び、研究を進めていきます。異なる研究室から副指導教員を選出することで共同研究や融合研究を進めていくと同時に、学生から見た場合、指導教員に加えて2名の異なる視点をもった副指導教員からも指導を受けることができるため、これまで以上に広い視野を持った学生の育成に寄与することが期待されています。
理学専攻の化学教室(物質・生命化学領域)への入学には,次の2つのルートがあります。

理学総合選抜 大学を卒業或いは同等の資格を有し、化学を専門とする学科以外の卒業(予定)者を対象(多様なバックグラウンドをもつ学生を募集)としています。
詳細は、受験する年度の募集要項で確認するほか、出願前に希望研究室に連絡をする際に対象となるかどうか確認するようにして下さい。
一般選抜 大学を卒業あるいは同等の資格を有する全ての志願者を対象としています。
詳細は、受験する年度の募集要項で確認して下さい。

化学(物質・生命化学領域)では、大学院生が様々な大学や学部出身者によって構成されること、バラエティーに富んだバックグラウンドを持つ学生に溢れること、ジェンダーバランス等の多様性こそが何より大切だと考えています。このため、外部(他大学、他学部、他学科)からの受験者用に対して理学総合選抜を用意し、物理や生物や工学や農学等、化学を専門としない人にも広く門戸を開いてきた歴史があります。

また、平成26年度入試からは英語の筆記試験を英語検定試験(TOEFLまたはTOEIC)に代える等、入試問題の柔軟な対応にも積極的に取り組んできました。これらのように様々な観点から入試改革を行うことにより、さらにオープンな入試制度にすることを目指しています。

このことが名大・化学教室の更なる活性化と「質」の強化等に繋がると考えていますので、より多くの学生に挑戦してほしいと考えています。またこのサイトでは、従前に比して出願情報を大幅に拡充しています。出願にあたり受験生が知りたいであろう情報を網羅的にこのページ下部にいたるまで盛りだくさんに準備していますので、是非漏れなくチェックしてほしいと思います。

化学(物質・生命化学領域)を出願する場合、
出願前に必ず志望する研究室と連絡を取っておくようにしてください。
その際、研究室とよく相談した上で、研究室訪問を併せて行うことを推奨します。

※なお、2022年からインターネット出願を導入しています。出願に必要なパソコンやプリンター等のデバイス、メールアドレス、顔写真データ、 支払方法、提出書類等を確認してから出願してください。また出願前には、マイページを登録することになりますので、時間には余裕を持って出願を行ってください。なお、大学から入学試験に関する重要なお知らせを配信します。メールアドレスについては、変更や削除の可能性がなく、日常的に確認しやすいものを準備してください。

※ 募集内容や選抜方法等は年度によって変更が生じます。必ず受験する年度の「募集要項」を確認した上で試験に臨むようにして下さい。「募集要項」は毎年度4月下旬頃を目途に理学部ホームページ上において公開されます。                                ※   よく受験生から、昨年度の出題形式や問題数等と比べて今年度は変更になっていることについて、時期を問わず問合せがあります。求める学生像や社会的背景によって毎年度変更が生じ得ます。過去問題は参考として頂いて、自身が受験する年度の募集要項をまず確認した上で、それに向けた受験対策をされることをおすすめします。

 

化学(物質・生命化学領域)の各研究室及びグループはこちら

理学部ホームページ(入試情報)はこちら

募集要項

2025年度入学での出願を検討している方は、2024年4月19日(金)付けで理学部ホームページに掲載された「募集要項」をまず確認して下さい。次に、化学(物質・生命化学領域)内の入学希望する研究室に必ずコンタクトして下さい。出願を希望する方が最初に行うべきこととなります。このときの話し合いによっては、当該研究室が研究室見学を受け入れて頂けるところもあります。この場合入学前において具体的な研究室イメージを持つことも可能です。

2025年度募集要項(2024年度実施)はこちら(2024年4月19日(金)掲載)
本学では、インターネット出願システムを通して出願を受付けていますので、出願される方はこちらからお願いします。
(同システムの事前準備から出願完了までの流れについて、まずこちらを参照下さい。)
類型該当性の自己申告書
卒業研究の概要または将来の抱負

2024年度募集要項(2023年度実施)はこちら

2023年度募集要項(2022年度実施)はこちら

2024年度入試実施概要

【願書受付期間】   2024年6月17日(月)~  2024年6月21日(金)

※ 窓口受付時間:10時~12時、13時~16時
※ 郵送による場合、最終日の16時までに到着厳守のため、注意のこと

【理学総合選抜】化学を専門とする学科以外の卒業(予定)者を対象(多様なバックグラウンドをもつ学生を募集)

試験日:2024年7月26日(金)
募集人数:若干名

【一般選抜】大学を卒業あるいは同等の資格を有する全ての志願者を対象

試験日:2024年8月26日(月)、27日(火)
募集人数:48名程度(理学総合選抜と併せて)
仮合格者発表:8月27日(火)18時頃予定

博士前期課程 大学院説明会

2024年度入学者向け大学院入試説明会 大学院理学研究科理学専攻(物質・生命化学領域)

■今年度の大学院入試説明会(6/8(土))は無事終了しました。名大理・化学の魅力が伝わったでしょうか、多数のご参加誠にありがとうございました。

毎年度、募集要項にある入試制度の概要やどんな研究を行っている研究室があるのか紹介する機会として大学院入試説明会を開催しています。日本国内外から広く参加頂けるよう、対面及びオンラインでのハイブリッド形式を予定しています。化学の研究室や研究内容や入試制度の紹介にとどまらず、連携している大学の出願制度についても同時に説明を受けることができ、さらに直接会場にお越しいただいた方に対しては研究室をいくつか見学する機会を設けます。下見も兼ねて、化学教室の良さ(建物、設備、研究環境等)を体感頂ける貴重な機会ですので受験を検討されている方はぜひ参加いただきたいと思います。なお、令和6年度は、6/8(土)午後での開催を予定しています。申し込みについて、下記「博士前期課程 大学院説明会」にある申込フォームからお願いします。

<申込み受付を開始しました(2024年4月19日)>

日時
令和6年6月8日(土)

実施方法
会場とZoomによるハイブリッド形式での実施
Zoom接続先情報は,申込み期限後において電子メールでお知らせします。

6月7日(金)午前中までに連絡がない場合、化学事務室メール(chemjimu@chem.nagoya-u.ac.jp)又は電話 (052-789-2486)でお問合せください。

実施内容
①2024年度入学者向け入学試験の実施方法の説明
②下記「分子科学研究所(総合研究大学院大学)」の説明
③研究室見学(最大3つの研究室を見学できます) ※会場参加者のみ

申込方法
申込みフォームからお願いします。

申込期限
2024年6月4日(火)17時【厳守】

その他
説明会開催に際してご不明点等ありましたら、化学事務室(chemjimu@chem.nagoya-u.ac.jp)までお問合せください。

 

分子科学研究所(国立大学法人総合研究大学院大学)説明会
大学院説明会に引き続き,名古屋大学卓越大学院GTRプログラムの連携機関の一つである分子科学研究所(総合研究大学院大学)の説明会を以下の要領で実施する予定です。GTRプログラムは,大学院生を対象とした教育プログラムですので,大学院への進学をお考えの方はぜひこちらもご参加ください。

実施日時:2024年6月8日(土)
実施方法:会場とZoomによるハイブリッド形式での実施
      Zoom接続先情報は,申込み期限後において電子メールでお知らせします。
申込等:理学専攻(物質・生命化学領域)説明会と同じフォームから申し込みください。

GTRプログラム   〉分子科学研究所

過去の試験問題

2024年度入学試験(令和5年8月実施)
対面形式で実施。追試験は実施せず。
試験内容:40問(11題中8題選択。1題あたり5つの設問(セット))、5択。試験時間: 2時間40分。

2023年度入学試験(令和4年8月実施)
対面形式で実施(ただし、コロナ禍であることを踏まえて例外的にオンライン試験併用)追試験は実施せず。試験時間 5択45問 90分。5択・口述

2022年度入学試験(令和3年8月実施)
コロナウイルス感染防止のため、オンラインで実施。試験時間 5択45問 90分。

2021年度入学試験(令和2年8月実施)
コロナウイルス感染防止のため、オンラインで実施。試験時間 5択15問 20分,口述6問 15分。

外部や他分野からの受験を考えている方へ

HPなどで化学(物質・生命化学領域内)の研究室を確認し、興味のある研究室があれば、事前に教員にメールで直接連絡をとることを推奨します。大学院入試説明会(上述)(令和6年度6月8日(土)午後)では、受入可能な研究室の研究内容の紹介も行いますので、大学院説明会の後の見学会でも、希望する研究室の先生に直接相談をすることができます。出願前に、必ず第一志望の研究室の先生と連絡を取るようにしてください。

本化学科で用いている各科目の教科書は以下の通りです。

有機化学 「ボルハルト・ショアー現代有機化学(第8版)」 (上・下) ボルハルト・ショアー
無機化学 「ハウスクロフト 無機化学」 (上・下) ハウスクロフト
分析化学 「定量分析 -基礎と応用-」 舟橋重信
物理化学 「物理化学―分子論的アプローチ」(上・下) マッカリー・サイモン
「アトキンス物理化学」(上・下) アトキンス
生物化学 「ヴォート基礎生化学(第5版)」 ヴォート

 

他大学からの入学者の声(一般選抜合格者)
中島 春野さん (特別研究室M2)

ー出身大学名(学部)を教えて下さい。
1、2年までは名城大学(理工学部)、3、4年は岐阜大学(工学部)です。

ー一般入試に対してどういう試験対策をしましたか?
岐阜大学の院試も受験していたので、そちらにも通じるように勉強していました。教科書で基礎から、自分が分かっていないようなところを重点的に勉強するようにしていました。過去問もHPに公開されていたものを見てどんな問題が出題されているのかな?というリサーチはしていました。

ー試験問題の印象はどうでしたか?
やっぱり歯ごたえのある問題が多いなとは思いました。しかし、やはり基礎は大事だなとも思いました。基礎を固めていればある程度は通用したような気がします。

ー本大学院に入学して大学院の印象は?
学びの場が多いですね。色々な講演や海外交流等々といった催しがあり、自らがそこに飛び込んでいくことで様々な学びや知見が得られてとても楽しいです。常に挑戦を続けていたい私にとって非常に整った環境であると感じています。

乙竹 真美さん (生物有機化学研究室M2)

ー出身大学名(学部)を教えて下さい。
愛媛大学工学部

ー一般入試に対してどういう試験対策をしましたか?
大学院試の過去問、学科の定期テストの過去問、市販の問題集を解いた。学科で使用されている参考書をよく読むようにしていた。

ー試験問題の印象はどうでしたか?
教科書をよく読んでいれば解ける問題が多い印象だった。

ー本大学院に入学して大学院の印象は?
設備や資金面において、研究を行うのにとても良い環境だと思う。外部講師の講義も多くあり、専門外の分野も学びやすい環境だと思う。

船田 俊輔さん (生物有機化学研究室M1)

ー出身大学名(学部)を教えて下さい。
同志社大学理工学部

ー一般入試に対してどういう試験対策をしましたか?
東京化学同人、化学同人の問題集と色々な大学の過去問

ー試験問題の印象はどうでしたか?
ケアレスミスできず、確実に取っていかないといけない印象

ー本大学院に入学して大学院の印象は?
様々な実験を自分自身の手で実践できる印象

Doctoral Program

博士後期課程

アドミッションポリシー

名古屋大学大学院理学研究科理学専攻では、自然科学に関する高度な学力とその応用力を有し、学際性や国際性を磨きつつ、自然の理の探求とその解明に挑戦し、自然科学の新しい研究分野を開拓することができる、強い意志をもつ人を受け入れます。

募集概要

理学研究科は、2022年4月に物質理学専攻(化学系)、物質理学専攻(物理系)、素粒子宇宙物理学専攻、生命理学専攻を統合し、理学専攻となりました。新しい専攻では、これまで以上に化学、物理、生命科学の各分野が融合あるいは横断的に連携し、新たな学問分野の創出やそれを担える人材の育成を目指しています。

理学専攻(物質・生命化学領域)の研究室に進学を希望する方の選抜には、以下の2回の入学試験を予定しています。2回のうちいずれかを受験し、合格すれば入学することができます。

2025年度入学者用(第1回)募集

 

2025年度募集要項(2024年度実施)はこちら
(2024年4月19日(金)掲載)
   類型該当性の自己申告書

試験
2024年8月23日(金)

願書受付期間
2024年6月3日(月)〜 2024年6月21日(金)

願書受付時間
上記の期間、各日10時 ~ 12時及び13時~16時

*募集要項は理学部HPに掲載中。詳細は、こちらをご覧ください。

2024年度入学者用(第2回)募集 【終了】

試験
2024年2月7日(水)~ 2024年2月9日(金)

願書受付期間
2024年1月4日(木)~ 5日(金)

願書受付時間
各日10~12時及び13時~16時

*詳細は理学部HP、募集要項にてご確認ください。