
八木亜樹子准教授(有機化学研究室)が令和4年度赤﨑賞(名古屋大学)を受賞しました。
受賞題目は「難溶性芳香族ポリマーの合成と応用」です。
同賞は、社会的貢献の観点から優れた評価を受けたことがある個人のみが対象であって年度あたり最大2名しか選出の可能性がない大変名誉ある懸賞制度です。学術・科学技術水準の高さを内外に知らしめる顕著な業績を示すものであるほか、賞の理念にもある人類の福祉と文化の発展ならびに世界の産業に貢献する、といった「社会的貢献」(ソーシャル)の性格も併せ持っているものです。
昨今、様々な形を通じて社会貢献活動を志向する若者が増えるなどソーシャルの視点は不可欠なものです。名大化学はまさに先端的学術研究とソーシャルを併せ持った研究活動が盛んで、これを実現できる環境や土台が整っていることの証ともいえるのではないでしょうか。
おめでとうございます。
<赤崎賞>
本学の赤﨑特別教授が、京都賞受賞記念の際に大学に寄付した寄附金に基づいて、学術・科学技術の分野で将来の発展が期待できる優れた研究能力を有する若手研究者(申請時点で35歳以下の者)を顕彰し、その研究意欲を高めて研究の発展を支援するものです。