高羽 未来
生物有機化学研究室
学部4年
2024年1月時点
化学教室の印象は?

全体的に、化学が好きな人、化学に興味があり学習意欲が高い人が多いです。研究や勉強に対してとてもひたむきな姿勢をもち、議論も活発に行われているので、学生が相互に良い影響を与え合っている印象です。また、学生実験では上級生に指導していただけたり、研究室では実験内容から研究室生活に関する相談まで、先輩が親身になってサポートしてくださる環境があったりと、上下のつながりも大事にされている学科なのかなとも個人的に思っています。

研究テーマと研究について教えて下さい。
研究で1番楽しいことやワクワクしたことは?

核酸のひとつであるmRNAという分子を環化させて得る環状mRNAを、化学的に合成するという研究に取り組んでいます。具体的には、mRNAの5’末端にあるキャップ構造を有機合成する実験や、化学合成したオリゴ核酸を扱う生物系の実験などを行っています。研究の中では、自分で合成したものが機能することが確認されたときにやりがいを感じました。

座学とは全く違うので、スキームやプロトコルに従っても必ずしも予定通りに進むとは限りませんが、どのような結果に対しても先輩や研究室のメンバーと議論したり、アドバイスをもらったりすることを通し、考えを深められるところに、楽しさ、充実感を得ることができると思います。

あなたの将来について考えていることは?

将来の進路はまだしっかりと決まっていませんが、ここで学んだ生物有機化学を活かした職業に就くことができるといいなと考えています。

入学先として名古屋大学理学部を選んだ理由は?
学科選択で化学科を選んだ理由は?

名古屋大学理学部は2年時に学科分属が行われるので、1年時には様々な分野を幅広く学ぶことができる点が魅力に感じたということと、理学という基礎学問に興味があったので選択しました。

高校生のときから理科の中では化学が好きだったこともあるのですが、理学部入学後には、化学科の研究設備が非常に整っていることを実感し、せっかく恵まれた環境に入ることができるチャンスがあるなら、と思い化学科を選択しました。